看護師の丸井戸です。
前回に引き続き、今回も先生に膿皮症に関する質問をしてみました!
○膿皮症の可能性があるわんちゃんをどうやって診断するのですか?
特徴的な皮膚症状が認められていたら
その部位からサンプルをとって顕微鏡で観察します。
細菌や炎症細胞が認められれば
膿皮症と診断することができます。
通常の場合シャンプーや消毒液を使用して治療を行いますが
飲み薬で治療する場合は効果のある
抗菌薬を調べる検査(薬剤感受性試験)を
行うこともあります!
○シャンプーで治りますか?
治療の中心はスキンケアになります。
シャンプーの種類や、保湿剤・入浴剤を組み合わせることで
高い効果が期待できます。
必要な場合は、抗菌薬の内服をすることもあります!
基本的に人や犬にうつることはありませんが
再発することも少なくないので注意が必要です。
○他に注意することはありますか?
高温多湿な環境下で膿皮症になりやすくなりますので
夏場は特にシャンプー頻度を増やすことが
膿皮症を予防するのに薬に立ちます。
また、ホルモンバランスの異常など
皮膚以外のトラブルがあり
代謝や免疫力が低下すると細菌感染が起こりやすくなるため
発症を繰り返す場合
内分泌(ホルモン)疾患がないか調べる必要があります。
○耐性菌ってなんですか?
膿皮症の際に抗菌薬を投与したことで
皮膚に常在するブドウ球菌が抗菌薬に対して
抵抗性を示すようになることです(薬剤耐性菌)。
耐性菌を作らないためには
病院で処方された薬を途中で止めることや
膿皮症を治す時に薬だけに頼ることはやめて欲しいです。
膿皮症の質問コーナーは今回で終了です!
シャンプーでのケアが大切ですが
皮膚の状態によっても合うもの・合わないものがありますので
お悩みの方は是非一度アイ・ペットクリニックまでご相談下さい!
本日のLちゃん
今日の処置も頑張ってくれています!(^^)!
本日のLちゃん
お部屋でいい子にしてくれています(*^^*)
本日から入院の柴犬のHちゃん
今日の手術を頑張ってくれました!
退院まで一緒に頑張ろうね(#^^#)
入院中の様子のご報告を希望されない場合はご連絡くださいませ。
***ホテルでお預かりのわんちゃんです***