こんにちは、看護師の丸井戸です!
今日はねこちゃんのお話です!
突然ですが、ねこちゃんのアゴの下
気になったことはありませんか?
ねこちゃんの中にはアゴの下に黒いブツブツが出来ている子がいます。
ほとんどが軽度なもので問題にはなりません。
しかし中には強い皮膚炎を引き起こすことがあります。
悪化する原因としては以下のようなことが考えられます。
1 グルーミングを上手くできない
2 ブラッシングなどスキンケアの問題
3 皮脂や毛包(毛穴)のトラブル
4 ストレス
5 ウイルス感染や免疫の病気
6 細菌や真菌などの感染
軽度では治療の必要はありません。
しかし、ねこちゃんがアゴをひどく掻いたり擦りつけたりする場合や
ひどく赤みが出る場合には検査や治療が必要でしょう。
多くは外用療法(消毒や洗浄、塗り薬など)が中心となりますが
症状や猫ちゃんの性格などによって治療法を決めています。
『うちの子のアゴちょっと気になる…』という方は、
ひどくなる前に是非アイ・ペットクリニックまでご相談下さい!
こんにちは!
看護師の丸井戸です。
前回のブログでは犬や猫のしわやヒダには、
日常的なスキンケアが効果的であることをお伝えしました。
今回は具体的なスキンケアの方法をお伝えしていきます!
大切なことは汚れをこまめに落とすことです!
シャンプーで洗うことや、抗菌剤・クレンジング剤による部分的なコットンの拭き取りが有効です。
蒸しタオルをあてて皮脂を浮かし拭き取ることも有効です
(ホカホカのおしぼりで顔を拭くとサッパリするイメージです・・・!)。
[(例)ヒビテン液]
皮脂をとった後は乾燥を防ぐために
クリームやローションの潤滑剤や保湿剤を塗ってあげることも効果的です。
ただし、塗ったまま置いておくことも汚れの原因となることがあるので
日々のこまめなスキンケアが大切です。
梅雨や夏に、部屋の温度と湿度を管理することも重要です。
雨で濡れて生乾き状態にならないように注意しましょう!
病院に来るわんちゃんの中には
顔のしわや足先を触ることに慣れていない子たちがたくさんいます。
触れないと、ケアもできないので仔犬の頃から少しずつトレーニングをしてください!
また太ったことにより出来てしまうしわやヒダにも気を付けましょう。
嫌がるようであれば、病院でのケアの練習など病院でも相談に乗らせていただきます。
一緒に頑張って最適なスキンケアを探しましょう!
皮膚炎がひどい状態になると治療は大変で
期間も通院もたくさん必要となりますので
お悩みの方は是非一度アイ・ペットクリニックまでお気軽にご相談下さい!
看護師の丸井戸です。
前回に引き続き、今回も先生に膿皮症に関する質問をしてみました!
○膿皮症の可能性があるわんちゃんをどうやって診断するのですか?
特徴的な皮膚症状が認められていたら
その部位からサンプルをとって顕微鏡で観察します。
細菌や炎症細胞が認められれば
膿皮症と診断することができます。
通常の場合シャンプーや消毒液を使用して治療を行いますが
飲み薬で治療する場合は効果のある
抗菌薬を調べる検査(薬剤感受性試験)を
行うこともあります!
○シャンプーで治りますか?
治療の中心はスキンケアになります。
シャンプーの種類や、保湿剤・入浴剤を組み合わせることで
高い効果が期待できます。
必要な場合は、抗菌薬の内服をすることもあります!
基本的に人や犬にうつることはありませんが
再発することも少なくないので注意が必要です。
○他に注意することはありますか?
高温多湿な環境下で膿皮症になりやすくなりますので
夏場は特にシャンプー頻度を増やすことが
膿皮症を予防するのに薬に立ちます。
また、ホルモンバランスの異常など
皮膚以外のトラブルがあり
代謝や免疫力が低下すると細菌感染が起こりやすくなるため
発症を繰り返す場合
内分泌(ホルモン)疾患がないか調べる必要があります。
○耐性菌ってなんですか?
膿皮症の際に抗菌薬を投与したことで
皮膚に常在するブドウ球菌が抗菌薬に対して
抵抗性を示すようになることです(薬剤耐性菌)。
耐性菌を作らないためには
病院で処方された薬を途中で止めることや
膿皮症を治す時に薬だけに頼ることはやめて欲しいです。
膿皮症の質問コーナーは今回で終了です!
シャンプーでのケアが大切ですが
皮膚の状態によっても合うもの・合わないものがありますので
お悩みの方は是非一度アイ・ペットクリニックまでご相談下さい!
こんにちは、動物看護師の丸井戸です。
今回は病院ホームページの変更に伴い
改めて皮膚科特別診療のご紹介を致します。
アイ・ペットクリニックでは
毎月1回VDTの獣医師による皮膚科特別診療を行っており
今年で4年目を迎えました。
VDTとは、獣医皮膚科・耳科を専門とし
プロフェッショナルな技術を提供する獣医チームです。
皮膚病の診断や治療を始め
耳科、予防皮膚科、脱毛、スキンケアなど
皮膚に関する悩み全般の解決をお手伝いします。
当院ではVDTから神田先生、下浦先生に
お越し頂いております。
神田聡子 先生
獣医師・獣医学博士 / 日本獣医皮膚科学会認定医
[得意皮膚科] アトピー性皮膚炎、猫の皮膚科
下浦宏美 先生
獣医師 / 日本獣医皮膚科学会認定医
[得意皮膚科] アトピー性皮膚炎、皮膚感染症、脱毛症
診察までの流れは、まず当院獣医師での診察が必要です。
事前に診察を行うことでVDT獣医師のいない診察日でも
VDT獣医師と当院獣医師間での連携した治療を
継続して行うことができます。
当院獣医師の診察時にVDT皮膚科外来日の予約を行い
皮膚科特別診療用の問診票をお渡しいたします。
偶数月の第2月曜日が神田先生
奇数月の第1月曜日が下浦先生の担当です。
※現在新型コロナウイルス感染症の影響に伴い
担当獣医師の交代をさせて頂く場合がございます。
ご不便おかけし申し訳ございません。
これまでたくさんの方にお越し頂くことが出来ました
ありがとうございました。
これからも私たちは皮膚でお悩みの方の力になりたいと思います。
是非一度アイ・ペットクリニックまでご相談下さい!
※皮膚科に特化した専門の診療を提供しておりますので
皮膚に関する以外のお悩みは一般外来で承ります。
また、初診料・再診料が通常診察と異なりますので
予約の空き状況と合わせてお問い合わせ下さい。
こんにちは、看護師の丸井戸です!
短くても効果的に出来るスキンケアの工夫をお伝えしていくシリーズ
今回はシャンプー後の「乾かし方」についてです!
毛の多いわんちゃんを乾かすのは時間がかかりますよね。
でも生乾きは皮膚の表面に菌が増えやすくなるなどの
皮膚トラブルの原因となります。
一方でドライヤーによる熱が皮膚に刺激になることもあります。
そこで次のようなことに気をつけることをお勧めします!
1 タオルドライをしっかりすると早く乾く!
皮膚が完全に乾いていない状態では皮膚が柔らかい状態で
いろんな刺激に対するバリアが弱くなっています。
そのため、タオルドライでしっかり水分を除去しましょう。
注意したいのはタオルでゴシゴシこすらないこと!
マイクロファイバーなどの吸収性の良いタオルを用いて
タオルが濡れて水を吸わなくなったら新しいものに交換し十分乾かします。
2 ドライヤーは熱よりも風量で乾かす!
タオルドライのみでは十分に乾いていない部分はドライヤーを使用します。
ドライヤーが高温だとかゆみの悪化や皮膚が乾燥するリスクが高くなります。
ヒトの皮膚に当たっても熱さを感じない程度の温度と風量に調節して
乾かしていきましょう。
3 乾きにくいところをしっかりと!
実は毛の多い胴体ではなく、手足の先ほど乾きにくいとされています。
(胴体は自分でブルブルッとしていますね!)
体を吸収率の高いタオルで巻いておき
水分を吸収している間に手足をしっかり乾かしていく方が
短時間で終わることが出来ます。
4 キッチンペーパーを効果的に使う!
顔や口周囲、耳の周囲、顎の下なども乾きにくく
またタオルで拭きにくい場所となっています。
拭きにくい場所だけ、吸収率抜群のキッチンペーパーを使って
一気に水分を除去することも裏技として使ってみてください!
いかがでしたでしょうか?
家でシャンプーした後是非試してみてください!
自宅では洗いにくい部位などもあるので
時にはトリミング施設でプロにお任せすることもとても効果的です。
シャンプーの方法に不安や疑問がある場合は
是非一度アイ・ペットクリニック皮膚科までご相談ください!
現在準備中です。