アイペットクリニック

眼科BLOG

2023.06.26

獣医師の藤井です(*^^*)今日は私の趣味を

獣医師の藤井です(*^^*)今日は私の趣味を

こんにちは!獣医師の藤井です(*^^*)

今日はいつもの眼科症例紹介ではなく自分の趣味をご紹介したいと思います!

 

私は小さい頃から絵を描くことが好きで、学生の頃はテスト用紙の裏や教科書の余白の部分も落書きだらけで怒られることもしょっちゅうでした(^^;)

 

今ではその甲斐?があって、ときどき依頼をうけて絵を描かせてもらう機会がありますので一部ご紹介します(*^^*)

例えばホームページの眼科のアイキャッチ画像も実は自分で描いてみました↓

一番最近ではサーカスのフォトスポット用のイラストを描かせてもらったり↓

別の動物病院で使用する看板を作成したり↓

アイ・ペットクリニックで使用してるこちらの看板も実は描かせて頂きました(^^♪

LINEのアイコン風の似顔絵を描いたり

結婚式のウェルカムボードを描いたり

こんな感じでちょくちょくとやって良い息抜きになってます

いつか自分の絵が動物やご家族のためになるようなことに使えたらいいなと思うこの頃でした(*^^*)

 

 

2023.06.21

眼球内の出来物~眼球摘出②~

眼球内の出来物~眼球摘出②~

こんにちは、獣医師の藤井です(*^^*)

今回は眼の中の出来物で眼球摘出の治療をさせて頂いた患者様の経過について紹介させて頂こうと思います。

 

チワワさん 9歳 女の子

左眼が赤くなっているころ眼の中に出来物が見つかり他院より紹介来院されました。

 

来院時には出来物によって眼圧が上り、眼の中の構造物の位置関係がくずれて失明している状態だったため、飼主様と相談し、痛みをとることと悪性だった場合の転移を予防する目的で眼球摘出をさせて頂くことになりました。

 

手術前のお写真です↓

左眼の虹彩から出来物ができて、レンズの位置がずれたり

眼の向きがかわってきたりしています。

手術して2週間がたち抜糸をしました↓

少し毛が生えてきてくれています。

手術をして約1ヶ月後のお写真です↓

毛は完全に生えてくれました。手術箇所の炎症が落ち着き

少しくぼみが出来てきています。

出来物の検査の結果は悪性の腫瘍とのことでしたが、現時点で明らかな転移などはなく元気に生活してくれています(*^^*)

2023.05.29

眼の中の出来物~眼球摘出①~

眼の中の出来物~眼球摘出①~

こんにちは、獣医師の藤井です!

今回は、眼の中に腫瘍を認めた患者様の経過と治療について紹介したいと思います。

ゴールデン・レトリーバー 9歳 女の子

2年程前から眼の中の虹彩と呼ばれる箇所に出来物(腫瘍)を認めていました。

眼の中の腫瘍には良性と悪性のものがあり、見た目で判断するのは困難です。

悪性の場合は全身へ転移するリスクがあるため、早めに眼をとる手術をすることが推奨されます。

良性の場合は、全身への転移のリスクは低いですが、腫瘍が大きくなると眼の痛みを伴うため同様の手術が必要になる可能性があります。

飼主様と相談し、腫瘍によって痛みが出るまでは手術はせず定期健診をさせて頂いておりました。

眼の中の腫瘍の定期検査時のお写真です↓

初診時から1年9ヶ月に腫瘍によって眼の中の構造が壊れ失明し痛みの症状を認めた為、眼をとる手術をさせて頂くことになりました。

手術直後↓

手術後2週間↓

手術箇所を保護するために手術後しばらくはワンちゃん用のゴーグルを装着されていたとのことです

手術後1ヶ月後↓

摘出した腫瘍を検査に出したところ腫瘍は良性のもので転移の可能性は低いとのことでした。

手術後1ヶ月の様子として、お友達のボルゾイさんと追いかけっこをしたりして元気に過ごしてくれているとのことです。

術後2ヵ月になります↓

毛もしっかり生えてくれました。手術箇所は少し窪んでるようですが、元気に過ごしてくれているとのことです(*^^*)

2023.04.24

角膜の傷の治療~結膜フラップ術①~

角膜の傷の治療~結膜フラップ術①~

こんにちは!獣医師の藤井です(*^^*)

今回は角膜の傷の治療のひとつを紹介したいと思います。

 

ペキニーズ 3歳 男の子

角膜に深い傷ができているとのことで、他院より紹介来院されました。

来院時は、左眼の角膜の中心部に直径4mm程のかなり深い傷が見られました。角膜の傷が深い場合は、治るのに時間がかかりその間に眼に穴があいて失明してしまうリスクが高いです。

そこで今回角膜の傷を補強する手術をさせて頂きました。

 

この手術は白眼の部分の表面の膜(結膜)を一部切って、傷の部分を覆って縫合するものです。

こうすることによって、傷を補強し、結膜から直接栄養をおくることで傷の改善を促します。

 

手術前のお写真です↓

手術後の経過のお写真です↓

今回手術直後でも目がしょぼついたり擦ろうとする仕草もなく、目は開いてくれていました。

傷が治ると徐々に傷を覆っていた結膜は目立たなくなっていきます。

両眼ともしっかり見えて元気に生活してくれているようです(*^^*)

2023.04.24

白内障の治療①

白内障の治療①

こんにちは!獣医師の藤井です(*^^*)

今回は白内障の治療を紹介しようと思います。

 

ミニチュア・ピンシャー 11歳 女の子

両眼に白内障が見られるとのことで他院より紹介来院されました。

来院された際、両眼とも白内障はかなり進行している段階でほとんど物が見えないため、怖がってなかなか歩けない状態でした。

白内障手術が出来る眼かしっかり判断する必要があるため、半日お預かりの検査をし、手術適応と判断した上で左眼の白内障の手術をさせて頂くことになりました。

手術直後のお写真です↓

手術前の水晶体は右眼と同じくらいの白さでした。

手術直後は多少の眼のしょぼつきはありましたが、人が通るとしっかり眼で追ってくれていました。

手術1日後のお写真です↓

1日後には眼はしっかりと開くようになりました。

手術後しばらくは合併症に注意する必要があるため、手術していない方の眼も合わせて定期健診に通って頂いています。

今までは怖がって動けなかったのが、お散歩では積極的に歩いてくれて、表情も明るくなったとのことです(*^^*)

 

 

2023.04.03

まぶたの出来物の治療②

まぶたの出来物の治療②

こんにちは!獣医師の藤井です(*^^*)

今回はまぶたのできものの治療を紹介します。

 

フレンチ・ブルドック 10歳 女の子

2年程前から両眼の上のまぶたにできものが出来、少しずつ大きくなっていました。

わんちゃんの場合、まぶたのできものは良性の物が多いですが、大きくなりすぎると手術でまぶたを切る範囲が増えたり、不快な症状が出てしまう可能性がある為、今回手術をさせて頂くことになりました。

 

手術前と手術直後のお写真です↓

手術直後も明らかに痛そうにする仕草はなく、腫れも軽度でした。手術後2週間で抜糸をしました。

手術して3週間後のお写真です↓

 

自然に近い状態に仕上がり、素敵な表情もみせてくれて嬉しく思いました。

 

2023.04.02

眼科症例~緑内障②~

眼科症例~緑内障②~

こんにちは!獣医師の藤井です。

今日は緑内障の手術をした患者様の経過をご紹介します。

今回の患者様は、柴犬 13歳 女の子

13カ月前に緑内障の治療として、右眼の中にシリコンインプラントを入れる手術をさせて頂きました。

シリコンインプラントの手術は眼の表面は本人の眼なので、比較的自然に近い状態にみえます。

下の写真は手術後13カ月の眼になります。

元気に生活してくれています(*^^*)

体質で片眼が緑内障になった場合、もう片方の眼も緑内障が発症するリスクがある為、定期検査で通って頂いています。

 

 

2023.03.08

まぶたの出来物の治療①

まぶたの出来物の治療①

こんにちは!

獣医師の藤井です。

今回はまぶたの出来物の治療を紹介しようと思います。

 

 

ゴールデン・レトリーバー 10歳 女の子

数年前から右眼の下まぶたに出来物があり、徐々に大きくなってきていました。

出来物の刺激で目が充血したり、目やにが増えたり、掻いてしまって出血することもあったため、今回出来物を取る手術をさせていただきました。

 

まぶたの出来物を取るときは出来物を皮膚から削ぎ取るだけでは再発してしまいます。

なので、出来物とその下のまぶたごと三角形に切って、断面をぴったり合わせて縫うことが必要です。

 

手術前のお写真です↓

手術直後のお写真です↓

手術して2週間後に抜糸をしました。

手術して3週間目のお写真です↓

 

経過も順調で手術後も目を気にすることなく

元気に過ごしてくれています。

傷跡もほとんど目立たず自然な状態に仕上がり、飼主様が喜んでくださりとても嬉しく思いました(^^)

 

2023.02.16

緑内障の治療~シリコンインプラント挿入術①~

緑内障の治療~シリコンインプラント挿入術①~

こんにちは、獣医師の藤井です!

今日は緑内障の治療を紹介しようと思います。

 

柴犬 6歳 女の子

左眼が緑内障という眼圧が上がる病気で他院から紹介来院されました。

 

来院されたときには既に視覚の回復は見込めない状態だったため、痛みをとってあげる目的で眼の中にシリコンインプラントを入れる手術をさせて頂きました。

手術してから2週間目の写真です。

 

この手術は眼の中身だけをインプラントに入れ替える手術です。外側は本人の眼のままなので、見た目は比較的自然に近い状態になります。

 

来院された当初は眼を痛がり触られるのを嫌がっていましたが、眼の周りも触らせてくれるようになり、痛がる様子もなく元気に過ごしてくれています。

2023.02.06

眼科症例~角膜浮腫~

眼科症例~角膜浮腫~

こんにちは!獣医師の藤井です。

今日は角膜の病気の治療過程を紹介しようと思います!

 

シ-・ズ- 6カ月齢 男の子

角膜が変形してきたとのことで他院から紹介来院されました。

↑角膜の中心部が異常に膨らんでいます。角膜が膨らんで眼を閉じきれず、違和感がある状態です。

 

治療としては瞬膜という眼の鼻側にある膜で眼を覆う処置をしました。

 

治療から10日目に覆っていた膜をはずしました。分厚くなっていた角膜は正常に近い厚みまで戻りました。膨らんでいた部分が傷として残っており、傷を治すために周囲から血管が伸びてきていました。

 

ここから傷を治すために目薬の治療を開始しました。

↑初診日から3週間目の写真です。

傷は治り血管が引いてきています。角膜の濁りが残っていますが時間の経過とともに引いていくと判断し通院は終了にしました。

 

治療から2ヶ月と2週間目に電話で経過をお聞きしたところ、角膜は透明に戻っていて痛がる様子などはなく元気に過ごしてくれているとのことでした(*^^*)

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