こんにちは!獣医師の藤井です(*^-^*)
今回は緑内障の治療でシリコンインプラント挿入術を受けられた患者様2名の経過をご紹介します
緑内障は様々な原因で眼圧が上昇し、痛みを生じて最終的には失明に至る眼の病気です
シリコンインプラント挿入術は、目薬の治療が困難で既に視力を失ってしまった患者様のための手術です
この手術は眼の表面は本人のものを残して中身のみインプラントに入換える手術なので、見た目が比較的自然であることや、緑内障の目薬が不要になり、緑内障による痛みからも解放されるというメリットがあります
◆シーズーさん 12歳 女の子
この方は3年前に右眼の手術、3ヶ月前に左眼の手術を受けられました
↑現在は元々の右眼のドライアイの目薬のみ治療中で元気に過ごしてくれています
このように、見た目は自然で一見手術したかわからないようになってくれています(^_^)
◆アメリカン・コッカー・スパニエル 10歳 女の子
こちらの方は、1年前に右眼の手術をうけられました
↓手術をうけた直後のお写真です緑内障の影響で右眼が既に大きくなっていています
↓手術して約半年以上たったお写真です
時間がたつと大きくなっていた右眼がシリコンインプランになじんで左右差が少なっています(^_^)
↓この方は、角膜の色が少し白く濁っています(個人差で黒いままの方と白く濁る方がいますが、痛みや他に問題はありません)
現在は逆の目の定期検査と、目薬の治療で通って頂いています