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眼科BLOG

チェリーアイの治療①

こんにちは!獣医師の藤井です(*^^*)

今回はチェリーアイの治療についてご紹介します

 

チェリーアイは涙をだす腺(瞬膜腺:通常は鼻側の下瞼の内側に位置しています)が、外側に出てきてしまう主に若い子にみられる疾患です

チェリーアイの原因ははっきりとわかっていませんが、瞬膜腺を繋ぐ靭帯の緩みによっておこるとされていて、放置していると涙の量が減ってドライアイになったり眼の違和感に繋がったりすることがあるため、手術で瞬膜腺を元の位置に戻す治療が推奨されます。

チェリーアイの手術は比較的再発率のある治療で、なかには複数回手術が必要になる場合があります。

 

患者様 MIX 3歳 男の子

生後半年程からチェリーアイを認めていたとのこと

今後のドライアイなどの合併症を考慮し、今回手術による治療をさせて頂くことになりました。

 

治療の経過のお写真になります↓

手術直前

手術直後

手術直後は手術箇所が腫れて多少の違和感あり

少し目が開きにくそうになります

術後2週間目

目はしっかり開けて違和感はなくなっていそうです

術後1ヶ月

目の違和感やチェリーアイの再発は見られないです

現時点では再発等みられず、過ごしてくれているとのことです(*^^*)