こんにちは、獣医師の藤井です(*^^*)
今回は眼の中の出来物で眼球摘出の治療をさせて頂いた患者様の経過について紹介させて頂こうと思います。
チワワさん 9歳 女の子
左眼が赤くなっているころ眼の中に出来物が見つかり他院より紹介来院されました。
来院時には出来物によって眼圧が上り、眼の中の構造物の位置関係がくずれて失明している状態だったため、飼主様と相談し、痛みをとることと悪性だった場合の転移を予防する目的で眼球摘出をさせて頂くことになりました。
手術前のお写真です↓
左眼の虹彩から出来物ができて、レンズの位置がずれたり
眼の向きがかわってきたりしています。
手術して2週間がたち抜糸をしました↓
少し毛が生えてきてくれています。
手術をして約1ヶ月後のお写真です↓
毛は完全に生えてくれました。手術箇所の炎症が落ち着き
少しくぼみが出来てきています。
出来物の検査の結果は悪性の腫瘍とのことでしたが、現時点で明らかな転移などはなく元気に生活してくれています(*^^*)